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介護保険制度の解説


介護保険制度のしくみ

介護保険は社会全体で支え合う制度です

 介護保険のしくみ

 高齢化の進展や介護の長期化で介護の必要性や重要性が高まる中,介護者の高齢化や核家族化など,家族だけで介護することが困難な時代を迎えて,平成12年に介護保険制度が創設されました。介護保険制度は,介護が必要な高齢者を社会全体で支える仕組みです。「介護が必要になる」のは限られた人だけでなく,誰にでもその可能性(リスク)があります。このようなリスクを多くの人で負担しあい,万が一介護が必要になったときに,サービスを利用できるようにする制度です。

 現在では,予防システムの確立や地域密着型サービスの創設,地域包括支援センターの設置など,地域において可能な限り,安心して生活できる制度として発展してきています。

 一方,今後,高齢化のさらなる進展の中で,医療ニーズや介護ニーズが高い人,ひとり暮らし高齢者や高齢者夫婦世帯,さらには認知症高齢者などの増加が見込まれ,高齢者が住みなれた地域で生活を継続するために,医療・介護の連携に加え,生活支援サービスや住民の支え合いなどによる体制づくりの推進が求められています。

介護保険制度の基本的な考え方

◆ 自立支援………単に介護を要する高齢者の身の回りの世話をするということを超えて,高齢者の自立を支援することを理念とします。

◆ 利用者本位……利用者の選択により,多様な主体から保健医療サービス,福祉サービスを総合的に受けられる制度です。

◆ 社会保険方式…給付と負担の関係が明確な社会保険方式を採用しています。

介護保険の運営

 介護保険は,市町村等が保険者となり,40歳以上の方からの保険料(5割)と国・県・市の負担(5割)を財源とし,介護が必要な方へのサービス給付を行っています。(上記画像をご参照ください)

※用語説明

第1号被保険者 :65歳以上の方
            原因を問わず,日常生活に介護や支援が必要となった場合にサービスが利用できます。

第2号被保険者 :40歳~64歳で医療保険に加入されている方
            加齢による病気(※特定疾病)が原因で,介護や支援が必要となった場合にサービスが利用できます。