ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 呉市消防局 > 地震の基礎知識

地震の基礎知識

(1)地震の種類

 地震には、一般的にプレート境界型(海溝型)と直下型(断層型)に大きく分けられ、また火山性地震が地震の型としてよく用いられてきました。
 地震は日本付近で1年間に約1200回も発生しています。
 これは全世界で発生する地震の約1/3が日本付近で発生していることになります。
またマグニチュード6.0以上の地震の回数は1994年から1998年の5年間で世界では454回発生して,そのうち日本では95回(20.9%)発生しています。

(2)地震の発生メカニズム

 地震はなぜ起こるのか・・・・
 プレート境界型の地震発生にはいろいろな説がありますが,その中でもっとも多くの専門家たちに支持されているのが「プレートテクトニクス理論」といわれているものです。
 この説によると,地球の表面は板(プレート)のような岩盤で覆われています。
 この板のうち,ある板はその下にあるマントルの動きのあわせて,年間数cmの単位で動いています。
 この板の動きによって引きずり込まれて板は,ある程度までくると,元に戻ろうとしてはね返り,地震が起こります。
 この伊予灘及び日向灘周辺の地域では,マグニチュード7級の地震がしばしば起きているといわれ,地震活動は,およそ30~40年くらいの間をおいて活発化する傾向が見られるといわれています。

日本近海のプレート

    日本近海プレートのイラスト

プレート境界型(海溝型)    

 日本付近にはプレート(フィリピン海プレート,太平洋プレート,ユーラシアプレート,北米プレート)が4枚あります。
 フィリピン海プレート・太平洋プレートが年間数cmの速さで日本近海でユーラシアプレート・北米プレートの下に沈んでいきます。
 この時,ユーラシアプレート・太平洋プレート・フィリピン海プレートの下の部分を摩擦の力で下にひきずり込んでいきます。
 プレートの端はこれにより年間数cmずつひずみ,このひずみがある程度までなると元に戻ろうとして,プレートがはね返ることによって発生する地震のことをいいます。

ひきずり込むプレートひきずられるプレートひきずり込まれる場所名
太平洋プレート北米プレート千島海溝,日本海溝
太平洋プレートフィリピン海プレート伊豆・小笠原海溝
フィリピン海プレート北米プレート相模トラフ
フィリピン海プレートユーラシアプレート南海トラフ,南西諸島海溝

 ・・があり,その部分で多くの地震が周期的に発生しています。
 そのため,発生周期,発生場所はある程度把握されています。
 伊予灘及び日向灘周辺の地域では,マグニチュード7級の地震がしばしば起きているといわれ,地震活動は,およそ30~40年くらいの間をおいて活発化する傾向が見られるといわれています。
 また,大規模な津波に夜大きな被害も発生する可能性もあります。

直下型(断層型)

 陸地内に発生する地震で,陸地の下のプレートのひずみの力を活断層が部分的に吸収する際に活断層がずれて動くことによって起こります。
海溝型に比べて一回り小さいですが,震源が内陸であるために大きな被害をもたらします。
 特に内陸の直下の浅いところで起きた地震を直下型地震と呼びます。突き上げるような上下動と激しい水平動が入り混じり,ものすごい振動となり,局部的に大きな被害が発生します。
 発生時期、発生場所が分かっていないものが多いです。
 また,断層の活動周期は数千年ともいわれています。兵庫県南部地震がこれにあたります。

(3) マグニチュードと震度

 マグニチュードと震度はよく間違われます。
 震度というのは,体に感じたり,まわりの物が動く様子からみた震動の強さのことをいいます。1996年以前は人が感じたり,建物の倒壊率により,震度を決めていましたが,現在は震度計を使って客観的に震度を決めています。

 マグニチュードとは,地震そのもののエネルギーの強さをいいます。
 つまり地震が起こったとき地震計の測定値により決定しています。
 また,計算方法などによりたくさんのマグニチュードがあり,日本では,日本の地質構造などを調査して,日本にあうようなマグニチュード(Mj)を発表しています。

 マグニチュードが1強くなると,地震のエネルギーは32倍になります。2強くなると32倍×32倍になり1024倍になります。
 つまり,マグニチュード8の巨大地震のエネルギーは,マグニチュード6の地震の1024回分になります。
 観測史上最大のマグニチュードは,1960年5月22日に発生したチリ地震で,マグニチュード9.5でした。
 また,その地震により津波が発生して,地震発生後約21時間たった5月23日に津波が日本を襲って大きな被害をもたらしました。

 一般的には,一つの地震が起こっても,震源地から遠く離れていれば震度は小さく,近い場合には大きくなります。

 一つの地震において,マグニチュードは一つしかありませんが,震度は,それぞれの地域によって0~7までの10段階があります。
 兵庫県南部地震ではマグニチュードは7.2で,神戸の最大震度は7で,呉市での震度は4でした。

震度ゆれの大きさ
人はゆれを感じない  
屋内にいる人の一部がわずかにゆれを感じる。  
屋内にいる人の多くが揺れを感じる。
つり下がっている電灯などがわずかに揺れる。
  
屋内のほとんどの人がゆれを感じる。
棚の食器が音を立てることがある。
  
眠っている人のほとんどが目を覚ます。
歩行中の人もゆれを感じる。
部屋の不安定な置物が倒れる。
平成7年
兵庫県南部地震の呉での震度
5弱家具の移動や,食器や本が落ちたり,窓ガラスが割れることもある。  
5強タンスなど重い家具や,外では自動販売機が倒れることがある。
自動車の運転は困難。
平成13年3月24日発生
芸予地震での呉の震度
6弱立っていることが難しい。壁タイルや窓ガラスが割れ,ドアが開かなくなる。  
6強立っていられず,はわないと動くことができない。重い家具のほとんどが倒れ,戸がはずれて飛ぶ。  
自分の意志で行動できない。
大きな地割れや地滑りが発生する。
平成7年1月17日発生
兵庫県南部地震の最大震度