多賀雄神社の本殿及び祓い殿|呉市の文化財
印刷用ページを表示する掲載日:2015年11月1日更新
多賀雄神社の本殿及び祓い殿
たがおじんじゃのほんでんおよびはらいでん
市有形文化財 平成20.3.24
多賀雄神社は,呉市苗代町にある神社です。現在の本殿及び祓い殿は,棟札によれば寛政8(1796)年の造営によるもので,この時の造営を機に,それまでの形式が一新され,現在のような本殿と拝殿(現祓い殿)が一体となった形式になったものと考えられます。
この本殿の前面に入母屋造り妻入りの祓い殿を接続させて一体に造り上げた独特の社殿形式は,他に類を見ないものです。
また,これらの建築は呉市の大工棟梁中潮一族の手によるものと記されています。
中潮一族は,江戸中期以降呉市及び近隣に活躍した宮大工の棟梁の家柄で,多賀雄神社の社殿は中潮一族の作風を知る上でも貴重な文化財です。
所在地
苗代町
交通案内
「苗代西条」バス停下車,徒歩約10分