眞光寺の梵鐘|呉市の文化財
印刷用ページを表示する掲載日:2015年11月1日更新
眞光寺の梵鐘
しんこうじのぼんしょう
市有形文化財 昭和41.10.1
眞光寺は,広町大広にあります。当寺は,はじめ弘治2年(1556年),禅寺浄泉寺として建てられ,のち慶長8年(1603年),一説に寛永年間(1624~1643),真宗に改めて寺号を眞光寺とし,今日に及んでいます。
梵鐘は,元禄元年(1688年)の鋳造,作者は分かりませんが,戦争中も特に保存価値のあるものとして軍への供出を逃れました。重さは60貫(225kg)くらいで大きなものではありませんが,青銅色の美しい鐘で,側面には2体の阿弥陀如来像(あみだにょらいぞう)が彫り込まれています。鐘銘には,「正覚大音 響流十方 人雄師子 神徳無量・・・元禄元年戌辰(つちのえたつ)十一月日」とあり,「願主・釋空心(しゃくくうしん)」の名が刻まれています。
所在地
広大広2丁目
交通案内
「大広」バス停下車,徒歩約3分