観音菩薩立像|呉市の文化財
印刷用ページを表示する掲載日:2021年7月30日更新
観音菩薩立像
かんのんぼさつりゅうぞう
市有形文化財 昭和57年7月1日
この像は,像高103.8cm,カヤ材で平安時代(12世紀前半)のものです。
伏目がちの典雅な面相,ゆるやかな腰のひねり,頭部を小さくして腰の伸びを際立たせる優美な造形,流れるような衣文の重なりなど,瀟洒(しょうしゃ)で軽快な藤原彫刻の本格的な作風を示しています。
しかも都ぶりの水準の高い表現を見せるところから,在地の製作でなく,中央から当地にもたらされた像例と考えることもできます。螺髻(らけい)の形式や典雅な面相が,中尊寺瑠璃光院の大日如来像によく似ています。
所在地
蒲刈町大浦(東善寺)
交通案内
瀬戸内産交バス 沖友天満宮~中国労災病院線「営農センター」バス停下車 徒歩約15分
公開情報
一般公開されていません。
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