三十二間二方白星兜鉢|呉市の文化財
印刷用ページを表示する掲載日:2021年7月30日更新
三十二間二方白星兜鉢
さんじゅうにけんにほうしろほしかぶとはち
国指定重要文化財 昭和34年6月27日
この兜鉢は,鉄製三十二枚張二方白星兜で大円山形です。
前後の真中には金銅の地板を敷き,前5条,後2条の篠垂を用いていますが,前面両端の篠垂は花先型を二分した片花先型で,篠垂は菊弁刻座,小刻座に縁取りした篠を重ね,中央と片花先型には12点,その左右には11点,後正中は12点の金銅の星を打っています。
地星は鉄一行13点で,腰巻に1点打っています。頂辺の穴は大きく,金銅製の装飾金具をつけています。
本品は眉庇(まびさし)と𩊱(しころ,革へんに毎)を欠失しているものの,全体の形,保存の良好な鎌倉時代末期の貴重な星兜鉢です。
所在地
広大新開3丁目(呉港高等学校)
交通案内
広電バス 広仁方線「広駅前」バス停下車 徒歩約5分
または JR「広駅」下車 徒歩約5分
公開情報
呉港高校内の呉武田学園歴史展示室で随時公開しています。
見学には事前に電話申込が必要です。
【公開時間】 9時~16時(土日祝日及び学校休校日を除く。)
【連絡先】 0823-73-4656(呉武田学園法人事務局)
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